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散歩のたびに草・石・土を食べてしまう愛犬に悩む飼い主さんへ。草を食べる理由(諸説)と危険性、石や土を食べる異食のリスク(腸閉塞・歯の破損)、散歩管理やしつけ・発散によるやめさせ方、そしてすぐ受診したいサインまでをまとめました。
この記事の要点
- 1草を食べる行為自体は珍しくありません。犬によくみられる行動で、少量で元気なら様子を見ることが多いとされます。ただし除草剤・農薬のかかった草は危険です。
- 2石や土を食べるのは要注意です。石は飲み込むと腸に詰まる(腸閉塞)・歯が欠けるおそれがあり、やめさせたい行動とされます。
- 3対策の軸は散歩の環境管理・「離せ」などのしつけ・退屈やストレスの発散です。落ちているものを避け、口さみしさを遊びで埋めましょう。
- 4除草剤・農薬・肥料のかかった草や土は中毒のおそれがあります。手入れされた公園の植え込みや畑まわりでは、とくに食べさせないよう気をつけます。
- 5石を飲み込んだ・嘔吐が続く・便が出ない・元気がないときは、様子を見ずにすぐ動物病院へ。誤飲は緊急性が高い状態のことがあります。
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犬が草を食べるのはなぜ?危険はある?
「散歩に行くたびに道ばたの草をむしゃむしゃ食べてしまう」——そんな愛犬の様子を心配する飼い主さんは少なくありません。まず知っておきたいのは、犬が草を食べること自体は、犬によくみられる行動で必ずしも異常ではないということです。多くの場合、少量食べても元気で、そのあとケロッとしていることも珍しくありません。

なぜ草を食べるのかについては、はっきりした一つの答えがあるわけではなく、諸説あるとされています。代表的なものを整理してみましょう。
- 気持ち悪さを解消しようとしている:胃がむかむかするときに草を食べて吐こうとしている、という説があります
- 食感やにおい・味を好んでいる:やわらかい新芽の食感や、草のにおい・味そのものを好んでいることがあるとされます
- 退屈・気を紛らわせている:散歩中の刺激や口さみしさを埋める行動として草を食べることもあると考えられています
- 食物繊維を求めている説:繊維質を欲している可能性を指摘する見方もありますが、確かなことは分かっていません
このように理由は諸説あり、少量で元気なら、あわてず様子を見ることが多いとされます。一方で、注意したい場面もあります。とくに気をつけたいのが、除草剤・農薬・肥料がまかれた草です。公園の植え込みや道路わき、畑のまわりなどは薬剤が使われていることがあり、そうした草を食べると中毒のおそれがあります。また、頻繁に大量の草を食べる、食べたあとに何度も吐く、元気や食欲がないといったときは、体調の変化が隠れている可能性もあるため、様子見を続けず動物病院に相談すると安心です。
石・土を食べるのは要注意【異食】
草と違って、石や土を食べる(飲み込む)のは、できるだけやめさせたい行動とされます。食べられないものを口にする行動は「異食(いしょく)」と呼ばれ、なかでも石は体にとってのリスクが大きいためです。
- 石=腸閉塞・歯のトラブルのおそれ:飲み込んだ石が胃や腸に詰まると腸閉塞を起こすことがあり、噛んで歯が欠けたり割れたりするおそれもあります
- 土=寄生虫や薬剤のリスク:ミネラルなどを求めているという説もありますが、土には寄生虫の卵や農薬・肥料が含まれることがあり、安全とは言い切れません
なぜ石や土を食べてしまうのかも、背景はさまざまだと考えられています。よく挙げられるのは、退屈・ストレス・欲求不満、そして子犬の好奇心です。エネルギーが有り余っていたり、口さみしかったりすると、目についたものを口にしてしまうことがあります。まれに栄養面や体調が関係している可能性を指摘する見方もありますが、自己判断はせず、気になるときは獣医師に相談しましょう。いずれにしても、「なぜ食べるか」を突き止める前に、まずは食べられない環境を整えることが安全につながります。
石を飲み込んだかも…と思ったらすぐ動物病院へ
石やそれに近い硬いものを飲み込んだ、飲み込んだかもしれないというときは、腸に詰まる(腸閉塞)・のどに詰まる(窒息)といった緊急性の高い状態につながることがあります。嘔吐を繰り返す、ぐったりして元気がない、便が出ない、おなかを痛がるなどのサインがあれば、様子を見ずにすぐ動物病院を受診してください。また、除草剤・農薬・肥料のかかった草や土を口にしたときも、中毒のおそれがあるため早めに相談を。受診時は「いつ・何を・どれくらい食べたか」を伝えると診察の助けになります。
やめさせるための対策
草・石・土を食べる行動への対策は、「食べられない環境をつくる」「やめさせるしつけ」「退屈やストレスを減らす」の3方向で考えると整理しやすくなります。強く叱るよりも、そもそも口にしない状況をつくることが基本です。次のチェックリストを、できるところから試してみましょう。

散歩コースと足もとの環境を管理する
石や拾い食いしやすい場所を避け、落ちているものが少ないコースを選ぶのが基本です。砂利道や工事現場のまわり、除草剤がまかれていそうな植え込みは避けましょう。
リードで先回りしてコントロールする
犬が地面のにおいを嗅いで食べそうになる前に、リードを短く持って距離をとり、方向を変えると口にする前に防げます。引っ張られてからではなく、その前の動きを読むのがコツです。
「離せ」「おいで」などのしつけを練習する
口にしたものを出す「離せ」、呼び戻す「おいで」を普段から練習しておくと、いざというときに役立ちます。うまくできたらしっかりほめて、良い行動を強めていきましょう。
退屈・ストレスを運動と遊びで発散する
散歩や遊びで体を動かし、知育玩具やノーズワークで頭も使わせると、口さみしさや退屈がまぎれやすくなります。嗅覚を使う遊びは満足感が高いとされます。
食事の量・回数・満足感を見直す
空腹や食事内容が気になる場合は、食事の量や回数、フードの内容を見直すのも一つの方法です。ただし急な変更や自己判断は避け、気になるときは獣医師に相談しましょう。
拾い食いがひどい子は口輪も選択肢に
対策をしても口にしてしまう子には、マズルガード(口輪)を一時的に使う方法もあります。無理に着けず、少しずつ慣らしてから短時間ずつ使うのがポイントです。
草・石・土を食べる行動への対策:向いている場面
| 対策 | 主なねらい | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 散歩コース・環境の管理 | 口にする機会そのものを減らす | 決まった道で拾い食い・石を食べてしまう子 |
| リードで先回り | 食べる前にコントロール | 地面のにおいを嗅いですぐ口にしがちな子 |
| 「離せ」「おいで」のしつけ | いざというとき口から出す | 呼び戻しや出す練習ができる子 |
| 運動・知育玩具で発散 | 退屈・口さみしさを埋める | エネルギーが有り余っている・退屈しがちな子 |
| 口輪(マズルガード) | 物理的に拾い食いを防ぐ | 対策をしても拾い食いがひどい子(慣らしてから) |

こんなときは動物病院へ
草を少し食べる程度なら、あわてず様子を見ることが多いとされます。一方で、石や土をめぐる異食や、食べたあとの体調変化には、受診をためらわないほうがよい場面があります。次のようなサインがあるときは、自己判断で様子を見続けず、かかりつけの動物病院に相談してください。
- 石やそれに近い硬いものを飲み込んだ・飲み込んだかもしれない——腸閉塞や窒息のおそれがあり、緊急性が高いことがあります
- 嘔吐を繰り返す・食べたものを吐き続ける、または便が出ない
- 元気や食欲がない・ぐったりしている・おなかを痛がる
- 除草剤・農薬・肥料のかかった草や土を口にした——中毒のおそれがあります
- 急に土や石を食べ始めた・繰り返し異食する——背景に体調や栄養面が関係している可能性もあります
とくに石の誤飲は、時間がたつほど対応が難しくなることもあります。「たぶん大丈夫」と自己判断せず、心配なときは早めに電話で相談してから受診すると安心です。受診の際は「いつ・何を・どれくらい食べたか」「そのあとの様子(吐いたか、便は出ているか)」をメモして伝えると、診察がスムーズになります。
まとめ:環境を整える→やめさせる→サインがあれば受診
犬が草を食べる行為自体はよくみられる行動で、少量で元気なら様子を見ることが多いとされます。一方で、石や土を食べる異食は腸閉塞や歯のトラブルにつながるおそれがあり、やめさせたい行動です。叱って抑え込むより、食べられない環境づくりと、退屈・ストレスの発散で向き合うのが基本になります。最後に、今日からできる行動を3つに整理します。
- 散歩コースや足もとの環境を管理し、リードで先回りして、石や落ちているものを口にする機会そのものを減らす
- 「離せ」「おいで」のしつけと、運動・知育玩具・ノーズワークでの発散を組み合わせ、口さみしさや退屈を埋める
- 石を飲み込んだ・嘔吐が続く・便が出ない・元気がない・薬剤のかかった草を食べたなどのサインがあれば、様子を見ずにすぐ動物病院へ
よくある質問
犬が草を食べても大丈夫ですか?+
犬が石を飲み込んでしまったら、どうすればいいですか?+
犬が土を食べるのはなぜですか?やめさせたほうがいいですか?+
拾い食いや草・石を食べるのをやめさせるには、どうしつければいいですか?+
うちの子の写真、載せてみませんか?
「わんスタ広場」は、飼い主さんが投稿したカットスタイルの実例とふだんの愛犬フォトが集まるコーナーです。トリミング記録をつけると、次回サロンで「この感じで」と見せられて、広場への掲載も申請できます(無料)。
この記事について
- 執筆・編集: うちの犬スタイル編集部(犬のトリミングサロン検索サイトの運営チーム)
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- 料金・営業時間などは2026年7月27日時点の情報です。実際の内容は各サロンの公式情報をご確認ください。
- 愛犬の体調や皮膚の状態に不安がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
