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犬の餌の量を体重から計算する方法を、RER(安静時必要エネルギー)とDER(1日の必要エネルギー)の式に沿って解説します。体重の0.75乗×70でRERを求め、活動係数をかけてDERにし、フードのkcalでグラム数に換算する流れを具体例つきで紹介。あくまで目安として、パッケージの給与量表もあわせて活用しましょう。
この記事の要点
- 1給餌量の基本はRER(安静時必要エネルギー)=体重の0.75乗×70で求め、そこに活動係数をかけて1日の必要量を出します。
- 2DER(1日の必要エネルギー)=RER×活動係数で計算します。活動係数は子犬が約3・成犬が約1.6・シニアが約1.4が目安です。
- 3フードの量はDER÷(フード100gあたりのkcal)×100で求めます。朝晩2回ならその半分が1回分の目安です。
- 4計算はあくまで目安です。パッケージの給与量表もあわせて参考にし、体型や体調に合わせて調整します。
- 5急に食べなくなった・体重が大きく変わったときは自己判断で量を変えず、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
なぜ犬の餌の量を計算するのが大切?
毎日のごはんの量を「なんとなく」で決めていないでしょうか。まずは、餌の量を計算して把握しておくことがなぜ大切なのかから見ていきましょう。
餌の量が多すぎるとカロリーの取りすぎで肥満につながりやすく、少なすぎると必要な栄養やエネルギーが不足しがちです。犬は体格差が大きく、同じ「小型犬」でも適量は変わります。体重をもとにおおよその必要量を知っておくことが、体重管理の第一歩になります。
計算で出す量はあくまで出発点です。実際にはその子の体型や活動量、避妊去勢の有無などによって適量は変わるため、計算値を目安にしつつ、体型を見ながら調整していく使い方がおすすめです。

犬の餌の量の計算のしかた(RERとDER)
餌の量は「1日の必要エネルギー(DER)」を求め、それをフードのカロリーでグラム数に換算して計算します。手順に沿って順番に見ていきましょう。
餌の量を計算する4ステップ
- 1
RER(安静時必要エネルギー)を求める
RER=体重(kg)の0.75乗×70(kcal/日)で計算します。0.75乗は電卓の累乗機能を使うと簡単です。例えば体重4kgなら、約198kcalがRERの目安になります。
- 2
活動係数をかけてDERを出す
DER=RER×活動係数で、その子の1日の必要エネルギーを求めます。成犬(活動係数の目安は約1.6)なら、198×1.6でおよそ317kcalがDERの目安です。
- 3
フードのカロリーでグラム数に換算する
1日のフード量(g)=DER÷(フード100gあたりのkcal)×100で求めます。100gあたり360kcalのフードなら、317÷360×100でおよそ88g/日が目安になります。
- 4
1日の回数で分ける
出した1日分を食事回数で割ります。朝晩2回なら、先ほどの約88gの半分でおよそ44gが1回分の目安です。

活動係数の目安を知る
活動係数は、ライフステージや活動量によって変わる係数です。成長期の子犬は多くのエネルギーを必要とするため高く、活動量が落ちるシニアや、太りやすい避妊去勢後・肥満傾向の犬では低めになります。次の目安を参考に、その子の状態に近いものを選びましょう。
活動係数の目安(ライフステージ・状態別)
| 犬の状態 | 活動係数の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 子犬(離乳〜生後3ヶ月ごろ) | 約3.0 | 成長にエネルギーが多く必要な時期 |
| 成犬(一般的) | 約1.6 | 標準的な活動量の成犬の目安 |
| シニア(高齢犬) | 約1.4 | 活動量の低下に合わせてやや控えめ |
| 避妊・去勢後/肥満傾向 | さらに低め | 太りやすいため係数を下げて調整 |
犬の餌の量の計算の具体例
実際の数字をあてはめて、1日分と1回分の餌の量を計算してみましょう。ここでは体重4kgの成犬で、100gあたり360kcalのフードを与える場合を例にします。
- RER:4kgの0.75乗×70 = 約198kcal
- DER:198×活動係数1.6(成犬)= 約317kcal
- 1日のフード量:317÷360×100 = 約88g
- 1回分:朝晩2回なら 88÷2 = 約44g
このように、体重とフードのカロリーが分かれば1日分と1回分の目安を出せます。フードのカロリーはパッケージに「100gあたり◯kcal」「代謝エネルギー」などと記載されているので、そこの数値を使いましょう。計算結果は目安なので、実際にはその子の体型を見ながら微調整するのがおすすめです。

餌の量の計算はあくまで目安
計算で出した量は便利な目安ですが、すべての子にそのまま当てはまるわけではありません。最後に、実際に運用するうえで気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
計算値だけで決めず、体型と体調を見て調整を
計算で出る量はあくまで目安です。フードのパッケージに載っている体重別の給与量表もあわせて参考にし、その子の体型や体調に合わせて調整してください。おやつやトッピングを与えている場合は、その分のカロリーも1日の量に含めて考えます。急な体重の増減や食べ残しが続くとき、元気がないときは自己判断せず、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
肥満傾向で減量を考えている場合は、現在の体重ではなく獣医師と相談した目標体重をもとに量を決めると無理がありません。BCS(ボディコンディションスコア)などで体型を確認しながら、少しずつ調整していくと安心です。
まとめ
犬の餌の量は、RERとDERを計算してフードのカロリーでグラム数に換算すれば、家庭でも目安を出せます。計算値を出発点に、体型を見ながら調整していくのが基本です。今日からできることを整理します。
- 1RER=体重の0.75乗×70を求め、活動係数(子犬約3・成犬約1.6・シニア約1.4)をかけてDERを出す
- 2DER÷(フード100gあたりのkcal)×100で1日の量を計算し、食事回数で割って1回分にする
- 3パッケージの給与量表もあわせて参考にし、体型・体調を見ながら量を調整する
よくある質問
計算で出した量をそのまま与えればいいですか?+
おやつをあげる分はどう考えればいいですか?+
子犬は成犬より多めに与えていいですか?+
減量したいときは今の体重で計算していいですか?+
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この記事について
- 執筆・編集: うちの犬スタイル編集部(犬のトリミングサロン検索サイトの運営チーム)
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- 料金・営業時間などは2026年7月17日時点の情報です。実際の内容は各サロンの公式情報をご確認ください。
- 愛犬の体調や皮膚の状態に不安がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
