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犬の爪の正しい切り方を手順で解説します。爪の中の血管(クイック)の位置、先端から少しずつ切るコツ、黒い爪は断面を見て見極める方法、深爪で血が出たときの止血のしかた、切る頻度の目安まで整理しました。自信がない・暴れる子はサロンや動物病院に頼る選択肢も紹介します。
この記事の要点
- 1少しずつ切るのが基本です。爪の中には血管と神経(クイック)が通っているため、一度に大きく切らず、先端から数回に分けて切ります。
- 2黒い爪は断面を見て見極めます。血管が透けないので、ごく少しずつ切って切り口を確認し、中心が湿った感じになったら止めます。
- 3血が出たら数分の圧迫で対処します。あわてず止血剤か清潔なガーゼでそっと押さえます。止まらない・腫れる・痛がるが続くときは動物病院へ。
- 4難しければプロに頼って大丈夫。自信がない・暴れる子は、無理をせずトリミングサロンや動物病院で爪切りを頼めます。
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犬の爪の構造と血管の位置を知る
自宅で犬の爪を切ってあげたいけれど、「どこまで切っていいのか分からない」「深爪で血が出たら怖い」と感じる飼い主さんは多いものです。まず知っておきたいのが、爪の構造です。犬の爪の中には血管と神経(クイックと呼ばれます)が通っていて、切りすぎるとここを傷つけて出血や痛みが出ます。逆に言えば、その手前で止めれば痛みなく切れる、ということです。

白い(透明っぽい)爪は、光にかざすとピンク色の血管が透けて見えます。このピンクの部分がクイックなので、その少し手前で止めると、クイックを傷つけにくくなります。一方で黒い爪は血管が透けないため、見極め方に少しコツがいります。黒い爪の切り方は後半でくわしく紹介します。

「少しずつ」が何よりの安全策
クイックの位置は個体差があり、外からは正確に分かりません。だからこそ、一度に大きく切らず、先端から少しずつ切ると、深爪のリスクを下げやすくなります。切りすぎてしまうより、少し長めに残すほうが安心です。
犬の爪の正しい切り方の手順
それでは、実際の切り方を手順で見ていきましょう。ポイントは、落ち着いた体勢で・先端から少しずつ・短時間での3つです。全部の爪を一度に切ろうとせず、1〜数本ずつ日を分けても構いません。
爪切りの基本ステップ
- 1
STEP1 リラックスした体勢で足先をそっと持つ
犬が落ち着いているときに、足先をやさしく支えます。強く握らず、嫌がったら一度手を止めましょう。切る爪の指を軽く押さえると、爪が出て切りやすくなります。
- 2
STEP2 爪の先端から少しずつ切る
一度に大きく切らず、先端を少しずつカットします。数回に分けて短くしていくイメージです。切る角度は、地面と平行よりやや斜めに整えると自然な形になります。
- 3
STEP3 白い爪は血管の手前で止める
白い爪は光にかざすとピンクの血管が見えます。そのピンクの少し手前まで切ったら止めます。血管ぎりぎりを狙わず、余裕を持って残しましょう。
- 4
STEP4 切り口をやすりで整える
切ったあとは、やすりで角をなめらかに整えると、割れや引っかかりを防げます。最後に軽くほめて、いい気分で終わらせましょう。

爪切りの道具選びはこちらで
ギロチン型・ニッパー型・電動やすりなど、爪切りの道具にはいくつか種類があります。どれが愛犬に合うかは、爪の硬さや大きさ、飼い主さんの慣れによって変わります。道具ごとの特徴と選び方は、別記事でくわしく紹介しています。
黒い爪の切り方のコツ
黒い爪は血管が透けて見えないため、白い爪より難しく感じます。ここでのコツは、ごく少しずつ切って、そのつど切り口(断面)を確認することです。断面の様子が、切り進めていいかどうかのサインになります。
- 先端を薄く切って、切り口を正面から見る
- 断面の中心が白っぽく乾いた感じ→もう少し切って大丈夫
- 断面の中心に黒っぽい点や湿った(しっとりした)感じが出てきた→血管が近いので止める
- 一度に判断せず、薄く切っては見る、をくり返す
断面の中心に湿った点が見えてきたら、血管がすぐ近くにあるサインです。そこで手を止めれば、深爪を防げます。黒い爪は見極めが難しいぶん、白い爪以上に「少しずつ」を徹底しましょう。不安なときは無理に短くしようとせず、少し残して終えるだけでも十分です。
深爪で血が出たときの対処
どれだけ気をつけていても、深爪して血が出てしまうことはあります。そんなときも、あわてなくて大丈夫です。犬の爪の出血は、清潔なガーゼで数分そっと圧迫すれば、多くは止まります。市販の犬用止血剤(パウダー)があれば、切り口に軽く当てるとより早く止まりやすくなります。
血が出たときの手当ての流れ
- 1
STEP1 落ち着いて、切り口を確認する
まずは飼い主さんが落ち着きましょう。あわてると犬も不安になります。どの爪から出血しているかを確認します。
- 2
STEP2 止血剤か清潔なガーゼで押さえる
犬用止血剤があれば切り口に軽く当てます。なければ清潔なガーゼやティッシュで、切り口を数分間そっと圧迫します。ゴシゴシこすらないようにします。
- 3
STEP3 止まったら安静に、様子を見る
多くは数分で止まります。止まったあとは、しばらく舐めさせないよう見守り、いつもどおり過ごせるかを確認します。
止まらない・腫れる・痛がるが続くときは動物病院へ
数分圧迫しても血が止まらないとき、足先が腫れてきたとき、いつまでも痛がる・気にして舐め続けるときは、自己判断で様子を見続けず、かかりつけの動物病院に相談してください。まれに出血が続いたり、傷から炎症を起こすこともあります。
切る頻度と、難しいときはプロに頼る
爪の伸び方には個体差がありますが、月1回程度が一つの目安です。フローリングを歩くときにカチャカチャと音がする、床や服に引っかかる、といったときは切りどきのサインと考えましょう。散歩でよくアスファルトを歩く子は自然に削れて伸びにくく、室内で過ごすことが多い子は伸びやすい傾向があります。
そして大切なのは、無理をしないことです。黒い爪で見極めに自信がない、暴れて危ない、深爪が怖い――そんなときは、トリミングサロンや動物病院で爪切りを頼めます。爪切りだけの単品利用に対応しているお店も多く、プロは保定に慣れているため短時間で終わります。「自分で切れないのはダメ」ということはまったくありません。
まとめ:少しずつ、無理せず、いざというときの備えを
犬の爪切りは、コツをつかめば自宅でもできるケアです。ポイントは、爪の中の血管の手前で止めること、そのために先端から少しずつ切ること。黒い爪は断面を見ながら慎重に進め、もし血が出ても数分の圧迫で落ち着いて対処すれば大丈夫です。最後に、今日からできる行動を3つに整理します。
- まず準備: 爪の構造を思い出し、先端から少しずつ切ると決める。黒い爪は断面を見て見極める
- もしもの備え: 犬用止血剤か清潔なガーゼを手元に用意しておき、血が出ても落ち着いて数分圧迫する
- 無理しない: 自信がない・暴れる子はサロンや動物病院へ。止まらない出血や腫れ・痛みが続くときは受診する
よくある質問
黒い爪はどこまで切ればいいですか?+
爪を切って血が出たらどうすればいいですか?+
犬の爪はどのくらいの頻度で切ればいいですか?+
自分で爪を切るのが怖いのですが、どうすればいいですか?+
うちの子の写真、載せてみませんか?
「わんスタ広場」は、飼い主さんが投稿したカットスタイルの実例とふだんの愛犬フォトが集まるコーナーです。トリミング記録をつけると、次回サロンで「この感じで」と見せられて、広場への掲載も申請できます(無料)。
この記事について
- 執筆・編集: うちの犬スタイル編集部(犬のトリミングサロン検索サイトの運営チーム)
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- 料金・営業時間などは2026年8月16日時点の情報です。実際の内容は各サロンの公式情報をご確認ください。
- 愛犬の体調や皮膚の状態に不安がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
