この記事の要点
- 1返信の基本形は「良い口コミ」「通常のネガティブ」「健康・安全」の3系統です。内容別に型を分けて持つと、迷わず書き始められます。
- 2良い口コミへの返信は、感謝→具体への言及→次回来店の言葉の順が基本形。口コミの中の言葉を1つ引用するとコピペ感が消えます。
- 3難しい口コミは、事実未確認の段階と不備を確認済みの場合で例文を分けるのが安全です。確認前に非を認めきる返信はしません。
- 4体調やけがに触れる口コミは、公開返信より先に安全確認と直接連絡を行います。診断や因果の断定は公開の場に書きません。
- 5返信は閲覧者にも対応姿勢が見える公開接点です。投稿前に事実・プライバシー・断定表現の30秒チェックを通しましょう。
【まずコピペ】口コミ返信の基本形は内容別に3つ
Googleの口コミへの返信は、内容別に3つの基本形を持っておくと迷いません。良い口コミには感謝の型、通常のネガティブには事実確認の型、体調やけがに触れる口コミには安全優先の型——この3系統です。急ぎの方は、目次から必要なケースの例文へ直接進んでください。なお、返信にはGoogleビジネスプロフィール(GBP)のオーナー確認が必要です(未了の場合は先に済ませます。手順は後半のセクションで扱います)。

返信の基本形3系統の比較
| 系統 | 文の流れ | 使いどころ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 良い口コミへの返信 | 感謝→具体への言及→次回来店の言葉 | 星4〜5・お褒めの言葉 | 定型文のコピペ感は、口コミの言葉を1つ拾って減らす |
| 通常のネガティブへの返信 | 受け止め→事実確認の状況→確認済みの範囲→次の対応 | 仕上がり・料金・接客・予約への不満 | 事実未確認のまま非を認めきらない・言い訳しない |
| 健康・安全事案への返信 | 心配への共感→直接連絡のお願い→動物病院への相談案内 | 施術後の体調・けがに触れる口コミ | 公開返信より先に安全確認と直接連絡・原因の断定をしない |
基本形1:良い口コミへの返信(感謝→具体→次回来店の言葉)
良い口コミへの返信は、感謝→具体への言及→次回来店の言葉の順に短く整えます。3つの要素がそろっていれば長さは数文で十分で、口コミに書かれた言葉を1つ引用するだけで「どの返信も同じ」という印象は消えます。
- 【基本形の例文】◯◯さま、このたびはご来店と温かい口コミをありがとうございます。仕上がりを喜んでいただけて、スタッフ一同とても励みになりました。次回も気持ちよくお過ごしいただけるよう準備してお待ちしております。
- 【差し替え箇所】「仕上がりを喜んでいただけて」=口コミに書かれている具体的な言葉(スタイル名・接客・お店の雰囲気など)に置き換えます。
基本形2:通常のネガティブな口コミへの返信(事実確認→受け止め→次の対応)
不満を含む口コミで難しいのは、まだ事実を確かめられていない段階でどう書くかです。この型の中心は、確認前の返信と、不備を確認したあとの返信を分けて持つこと。確認前は受け止めと確認中であることを伝え、確認後は既存の返信を編集し、確認できた事実と実際に行った対応を追記します。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。いただいた内容について、当日の記録と担当者への聞き取りで確認を進めております。よろしければ、詳しいご様子をお電話や店頭でお聞かせいただけますと幸いです。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは当店の対応でご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。確認したところ、ご指摘のとおり(確認できた事実)がございました。(実施した・実施が決まった対応)を行いました。貴重なご指摘に感謝いたします。
- 【差し替え箇所】(確認できた事実)=記録や聞き取りで裏付けが取れた範囲のみ。(実施した・実施が決まった対応)=すでに行った、または行うことが決まっている対応だけを書きます。
- 【NG例と理由】「スタッフを再教育します」「無料でお直しします」「返金いたします」——実施が決まっていない改善策や補償の約束を先に書くと、果たせなかったときに新しい不信を生みます。対応は決まってから書きます。
基本形3:健康・安全事案への返信(公開返信より先に安全確認)
施術後の体調やけがに触れる口コミは、返信の前にやることがあります。まず事実の確認と投稿者への直接連絡を優先し、公開の場では原因の断定も「問題ない」という判断も書きません。体調の判断は獣医師の領域です。
- 【基本形の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。ワンちゃんのご体調をとても心配しております。当日の施術記録とお預かり中の様子を確認するとともに、詳しいご様子をお伺いしたいので、お手数ですがお電話をいただけますでしょうか。ご体調が心配な場合は、かかりつけの動物病院へのご相談もご検討ください。
- 【NG例と理由】「ストレスによるものと思われます」「施術とは関係ありません」(原因の断定)、「様子を見ていただいて大丈夫です」(受診の機会を奪う)、「治療費は全額負担します」(事実確認前の補償確約)は書きません。
ここから先は、この3系統をトリミングサロンのケース別に展開していきます。まずは良い口コミからです。
良い口コミへの返信例文(星5シンプル・具体的な称賛・リピーター)

良い口コミへの返信は、投稿者へのお礼であると同時に、これからお店を選ぶ飼い主が読む紹介文にもなります。お店の姿勢や得意なことが自然と伝わる書き方を、3つのパターンで見ていきましょう。
星5・シンプルなお褒めの言葉への例文
短い口コミには短く返します。定型のお礼だけで終えず、口コミに書かれた点をひと言だけ拾うのがコツです。
- 【例文】◯◯さま、星5の評価と温かいお言葉をありがとうございます。仕上がりにご満足いただけて何よりです。次回のご来店もスタッフ一同お待ちしております。
- 【差し替え箇所】「仕上がり」=口コミで触れられている点に置き換えます。具体的な記載がなければ「ご満足いただけて何よりです」とだけ受けます。
仕上がりや対応を具体的に褒められたときの例文
カットの仕上がりや接客を具体的に褒めてもらえたときは、褒められた点に一歩踏み込んで返すと、返信そのものがお店の紹介文として働きます。
- 【例文】◯◯さま、このたびはご来店ありがとうございました。テディベアカットの仕上がりを気に入っていただけて、担当トリマーも大変喜んでおります。お預かり中のご様子もできる限りお伝えしていきますので、また次回もお待ちしております。
- 【差し替え箇所】「テディベアカット」=口コミに書かれたメニューやスタイル名。「お預かり中のご様子も〜」=褒められた点に関わる、自店で実際に続けている取り組みをひと言添えます。
リピーターのお客様からの口コミへの例文
いつも来てくださる方への返信は、初来店の方向けの文面ではなく、続けてお任せいただけていることへの感謝を軸にします。
- 【例文】◯◯さま、いつもご利用いただきありがとうございます。これからも気持ちよくお任せいただけるよう、(自店で実際に行っている取り組み)を大切にしてまいります。今後とも末永くよろしくお願いいたします。
- 【差し替え箇所】「(自店で実際に行っている取り組み)」=実際に続けていることに置き換えます。していないことは書きません。
星だけ・中立・褒めつつ指摘がある口コミへの返信例文
星だけの口コミや当たり障りのないコメントは、書くことが見つからず手が止まりがちです。星だけの口コミにも短い返信を返してよい一方で、すべてに返す義務はありません。内容を推測して長く書くより、短く的を外さないことを優先しましょう。
星4〜5・コメントなし(星だけ)への例文
- 【例文】◯◯さま、高い評価をいただきありがとうございます。またのご来店を心よりお待ちしております。
- 【ポイント】コメントがないため、内容の推測はせず短いお礼にとどめます。
星3・当たり障りのないコメントへの例文
- 【例文】◯◯さま、ご来店と率直なご評価をありがとうございます。もし気になった点がございましたら、次回のご来店時やお電話でお聞かせいただけますと幸いです。よりご満足いただけるよう努めてまいります。
- 【ポイント】不満の内容を勝手に推測して謝らないのがコツです。聞く姿勢を示すにとどめます。
星1〜2・コメントなしへの例文
- 【例文】◯◯さま、ご評価をいただきありがとうございます。ご期待に沿えない点があったことを、率直に受け止めております。差し支えなければ、お気づきの点をお電話や店頭でお聞かせいただけないでしょうか。今後の改善に生かしてまいります。
- 【ポイント】コメントがなく事実を特定できないため、具体的な謝罪や弁明はせず、聞く導線だけを示します。予約・来店の記録と照合できない場合は、後述の「内容を確認できない口コミ」の例文に切り替えます。
高評価だが改善点の指摘を含む口コミへの例文
- 【例文】◯◯さま、温かいご評価とあわせて率直なご指摘をありがとうございます。お待たせしてしまった時間については、予約枠の組み方を見直しているところです。次回はより気持ちよくお過ごしいただけるよう準備してお待ちしております。
- 【差し替え箇所】「お待たせしてしまった時間〜見直しているところです」=指摘された点と、実際に行っている見直しに置き換えます。見直していないことは書きません。
トリミングサロンで起こりやすい難しい口コミへの返信例文
不満や心配を含む口コミへの返信は、勢いで書くと二次トラブルの火種になります。ここからの類型は「返信前の確認→事実未確認の段階の例文→店側の不備を確認済みの場合の例文→差し替え箇所→NG例と理由」の統一フォーマットで並べています。事実の確認が済むまでは、認めきる返信も反論も保留するのが共通の原則です。
難しい口コミに返信する前の4ステップ
- 1
1. 該当のお客様と施術の記録を照合する
カルテ・予約記録・施術前後の写真・担当者への聞き取りで、口コミの内容と事実関係を突き合わせます。
- 2
2. 体調・けがに触れる内容なら直接連絡を最優先する
公開返信の文面を練るより先に、お電話などで状況を確認します。対応が必要な場面で、返信の推敲に時間を使わないためです。
- 3
3. 統一フォーマットで返信文を作る
確認の段階に合わせて「事実未確認の段階」か「不備を確認済み」の例文を選び、差し替え箇所を自店の事実に置き換えます。
- 4
4. 投稿前に30秒チェックを通す
事実・プライバシー・断定表現・実在しない対応の約束がないかを、できれば別のスタッフの目で確認してから投稿します。
トリミングサロンで起こりやすい難しい口コミの類型と返信前の確認ポイント
| 類型 | 返信前に確認すること |
|---|---|
| 仕上がり・カットへの不満 | オーダー内容の記録・仕上がり写真・カウンセリングでの説明内容 |
| 犬の扱い・説明への不満 | 当日の担当者への聞き取り・お迎え時の説明内容・お預かり中の記録 |
| 施術後の体調・けがへの心配 | 施術記録と当日の様子・投稿者への直接連絡(公開返信より先) |
| 料金・追加料金への不満 | 事前に案内した料金・追加が発生した理由(毛玉・毛量・サイズ等)と説明のタイミング |
| 予約・待ち時間・受付対応への不満 | 当日の予約状況・お待たせした経緯・受付でのやり取り |
| 施術の変更・中止・お断りへの不満 | 変更・中止を判断した理由の記録・その場での説明内容 |
| 内容を確認できない口コミ | 予約記録・来店記録との照合(該当が見つかるか) |
仕上がり・カットへの不満(イメージと違う・短すぎる)
仕上がりへの不満は、好みのずれと技術・確認不足が混ざりやすい類型です。オーダーの記録と仕上がり写真を見比べ、カウンセリングでの合意と仕上がりのどこにずれがあったかを先に特定します。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。仕上がりがご希望と異なっていたとのこと、申し訳ございません。当日のオーダー内容と仕上がりの記録を確認しております。よろしければ、ご希望のイメージを改めてお聞かせいただけますと幸いです。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは申し訳ございませんでした。確認したところ、カウンセリングで伺ったご希望の長さを、施術に正しく引き継げていないことがわかりました。仕上がりイメージのすり合わせに写真をお使いいただけるよう、確認の手順を見直しました。
- 【差し替え箇所】「ご希望の長さを〜引き継げていない」=確認できた不備の内容。「確認の手順を見直しました」=実際に行った見直しのみを書きます。
- 【NG例と理由】「お客様のご説明が曖昧でした」(責任転嫁に読める)、「好みの問題かと存じます」(受け止めの拒否に読める)は、閲覧者からの印象も損ねます。
犬の扱い・説明への不満(対応が雑・様子の説明がなかった)
「扱いが雑だった」「お預かり中の説明がなかった」という口コミは、まず、飼い主が不安を感じたという申し出を受け止め、担当者への聞き取りとお預かり中の記録で当日の対応を確認します。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。大切なワンちゃんをお預けいただく中でご不安を感じられたとのこと、申し訳なく思っております。当日の担当者に聞き取りを行っておりますので、よろしければ、気になられた場面を詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは申し訳ございませんでした。お迎えの際に、お預かり中のご様子のご説明を省いてしまっていたことを確認しました。お返しの際に当日のご様子を必ずお伝えする流れに改めております。ご指摘に感謝いたします。
- 【差し替え箇所】「ご様子のご説明を省いて〜」=聞き取りで確認できた事実。「お返しの際に〜改めております」=実施済みの変更のみを書きます。
- 【NG例と理由】「そのような事実はございません」(確認前の全否定)、「担当者を厳しく指導しました」(未実施なら虚偽になり、実施済みでも公開の場で個人を責める書き方は避けたい形です)。
施術後の体調・けがへの心配(健康・安全事案)
もっとも慎重さが求められる類型です。公開返信より先に、施術記録の確認と投稿者への直接連絡を行います。公開の場では、原因の断定も「問題ない」という判断も書きません。体調の判断は獣医師の領域だからです。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。ワンちゃんのご体調をとても心配しております。当日の施術記録とお預かり中の様子を確認しております。詳しいご様子をお伺いしたく、お手数ですがお電話をいただけますでしょうか。ご体調が心配な場合は、かかりつけの動物病院へのご相談もご検討ください。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびはご心配とご負担をおかけし、申し訳ございませんでした。確認の結果、(確認できた事実)がございました。(実施済みの対応)を行いました。今後は(実施が決まった具体的な対応)を実施してまいります。
- 【差し替え箇所】(確認できた事実)=記録や聞き取りで裏付けが取れた範囲で簡潔に。(実施済みの対応)(実施が決まった具体的な対応)=すでに行った・行うことが決まっていることだけを書き、直接ご連絡済みの場合のみその旨を追記します。ワンちゃんの健康状態など、投稿者が書いていない情報は公開しません。補償に関わる内容は公開の場ではなく、直接のやり取りで扱います。
- 【NG例と理由】「ストレスによるものと思われます」「施術とは関係ないと考えております」(因果の断定)、「様子を見ていただいて大丈夫です」(受診判断の代行)、「治療費はすべて負担いたします」(確認前の補償確約)はいずれも書きません。
料金・追加料金への不満(毛玉・毛量・サイズでの変動)
「聞いていた料金と違った」という不満は、毛玉・毛量・サイズ・オプションによる変動が事前に伝わっていたかが分かれ目です。追加が発生した理由と、それをいつ説明したかを記録で確認します。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。料金のご説明が十分でなかったと感じさせてしまい、申し訳ございません。当日のご案内の内容を確認しております。ご不明な点は明細とあわせてご説明いたしますので、お気軽にお申し付けください。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは申し訳ございませんでした。毛玉の状態による追加料金のご説明が、施術後のお会計時になっていたことを確認しました。追加が見込まれる場合は施術の前にお伝えし、ご了承をいただいてから進める運用に改めております。
- 【差し替え箇所】「毛玉の状態による追加料金」=実際の追加理由。「施術の前にお伝えし〜」=実際に変更した運用のみを書きます。
- 【NG例と理由】「料金表に書いてあります」(突き放しに読める)、「今回の差額は返金します」(個別の補償を公開の場で確約する形は、事実確認と直接の合意の前には書きません)。
予約・待ち時間・受付対応への不満
予約や待ち時間の不満は、混雑や施術の長引きといった事情があっても、事情の説明を言い訳の形にしないのがポイントです。当日の予約状況とお待たせした経緯を確認します。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。当日の状況を確認しております。貴重なお時間をいただいていることを重く受け止め、ご案内の見直しに生かしてまいります。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは申し訳ございませんでした。前の施術が長引いた際に、お待ちいただく時間の目安をお伝えできていませんでした。お待たせしそうな場合は、見込みの時間をその場でお伝えするようにしております。
- 【差し替え箇所】「前の施術が長引いた際に〜」=確認できた経緯。「見込みの時間をその場で〜」=実際に始めている運用のみを書きます。
- 【NG例と理由】「当日は非常に混雑しておりました」だけで終える返信(事情の説明のみで受け止めがない)、「ご予約時間より早くお越しになったためです」(相手の落ち度の指摘から入る形)は避けます。
施術の変更・中止・お断りへの不満(高齢・体調・強い抵抗・被毛の状態)
高齢やご体調、施術への強い抵抗、毛玉の進行などで、当初の予定を変更・中止したり、お受けできなかったりした場合の不満です。安全を優先した判断かどうかと、説明が足りたかを分けて確認します。判断が適切でも、伝え方に不備が残っていることは珍しくありません。
- 【事実未確認の段階の例文】◯◯さま、ご来店ありがとうございました。ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。当日の判断の経緯と、ご説明の内容を確認しております。ワンちゃんに無理のない形をご一緒に考えたいので、よろしければ改めてご相談させてください。
- 【店側の不備を確認済みの場合の例文】◯◯さま、このたびは申し訳ございませんでした。確認の結果、(実際に行った変更・中止・お断り)の判断があり、その理由のご説明が不足していたことを確認しました。変更やお断りの際は、理由と今後のご提案をあわせてお伝えするよう改めております。
- 【差し替え箇所】(実際に行った変更・中止・お断り)=実際の判断内容(中止・部分施術・日程変更など)に置き換えます。「理由と今後のご提案を〜」=実際に変更した説明の運用を書きます。
- 【NG例と理由】「暴れる子はお受けできません」(突き放した一般化)、「ご自宅でのお手入れ不足が原因です」(相手を責める断定)は、判断そのものの適切さまで疑わせてしまいます。
内容を確認できない口コミ(来店の記録と照合できない)
予約・来店の記録と照合しても該当が見つからない口コミです。事実無根と決めつけるのも、身に覚えがないまま謝りきるのも、どちらも危険です。確認できていないことを、確認できている事実として丁寧に伝えます。
- 【記録と照合できない段階の例文】◯◯さま、口コミを拝見いたしました。恐れ入りますが、いただいた内容と当店の予約・来店の記録を照合できておりません。行き違いの可能性もございますので、お手数ですが、ご利用の時期などをお電話でお知らせいただけますと幸いです。確認のうえ、誠実に対応いたします。
- 【照合の結果、来店と不備が確認できた場合】この類型の例文ではなく、該当するケース(仕上がり・料金など)の「不備を確認済みの場合」の例文に切り替えて、既存の返信を編集します。
- 【差し替え箇所】「ご利用の時期など」=照合に必要な最小限の情報にとどめ、口コミ欄への個人情報の書き込みを促さないようにします。
- 【NG例と理由】「事実無根です」「営業妨害として対応します」(照合できないだけの段階で虚偽と断定する形)。来店実態がないなど明確なポリシー違反が疑われる場合はGoogleに報告できますが、削除するかどうかの判断はGoogle側に委ねられます。
評価の変更・削除と引き換えの提案はしない
「星を上げてもらえたら」「口コミを消していただければ」といった条件つきで、割引・補償・特典を提示してはいけません。評価の操作にあたるうえ、そのやり取り自体が新しい不信の種になります。補償の相談と口コミの扱いは、切り離して進めるのが原則です。
投稿前の30秒チェックとGoogle公式の返信の仕組み
書き上げた返信は、投稿の前に短いチェックを通しましょう。返信は投稿者への私信ではなく、閲覧者にも対応姿勢が見える公開接点です。ここで数十秒かけるだけで、二次トラブルの多くを防げます。
事実と合っているか
書いた内容が、記録や聞き取りで確認できた範囲に収まっているかを見直します。
投稿者が書いていない情報を出していないか
来店日時・犬の名前・健康状態・施術やお支払いの履歴など、口コミに書かれていない情報は公開しません。呼びかけも投稿画面の表示名までにします。
原因や体調の断定がないか
体調の原因や「問題ない」という判断は書かず、かかりつけの動物病院への相談を案内します。
書いた対応は実在するか
実施した、または実施が決まった対応だけを書きます。実在しない改善策や補償の約束は書きません。
評価の変更・削除を条件にしていないか
星の変更や削除と引き換えの割引・補償・特典の提示はしません。
簡潔で読みやすいか
閲覧者が読み切れる長さ(目安として数文程度)に収め、感情的な表現が残っていないかを確かめます。
オーナー確認から返信までの3手順
- 1
1. GBPのオーナー確認を済ませる
口コミへの返信には、Googleビジネスプロフィール(GBP)でビジネスのオーナー確認を済ませていることが前提になります。未了の場合は先にオーナー確認を行います。
- 2
2. 管理画面から該当の口コミに返信する
GBPの管理画面で口コミを開き、返信を入力して投稿します。返信は個人名ではなく、お店(企業)からの返信として表示されます。
- 3
3. 審査と公開を確認し、必要なら手直しする
返信はGoogleのコンテンツポリシーに沿って審査され、承認後に公開されます。審査の所要時間は通常10分以内ですが、最長で30日ほどかかる場合があります。公開後も、お店側で返信を編集・削除できます。
知っておきたいのは、返信が公開されると投稿者に通知され、投稿者は口コミを後から編集・変更できるという仕組みです。誠実な返信のあとに評価が見直されることもあれば、変わらないこともあります。変更を目的に返信するのではなく、閲覧者に向けた説明の場と考えるのが健全です。
返信の効果については、地図検索の順位が上がる、集客が増えると断定できるものではありません。確かなのは、返信が閲覧者にも見える公開接点であり、対応姿勢がそのまま伝わるということです。なお、返信に書いてよい内容の細かな線引きは、Googleのコンテンツポリシーと公式ヘルプで最新の内容を確認してください。
返信を仕組みにする(テンプレの持ち方と確認フロー)

例文をその都度探すのではなく、この記事の3系統と難しい口コミの類型を、自店の言葉に直したテンプレート集として持っておきましょう。差し替え箇所だけを毎回書き換える運用にすると、品質を保ちながら返信の時間を短くできます。コピペ感を消す最小の工夫は、口コミの中の言葉を1つ引用することです。
難しい口コミは1人で完結させない
良い口コミへのお礼はその場で返して構いませんが、難しい口コミは、書いた人がそのまま投稿まで進めない流れにしておくと事故を防げます。返信の担当と、投稿前に確認する人をあらかじめ決めておく——個人経営なら「一晩おいてから見直す」と決めるだけでも効果があります。
返信は「次の口コミ」への発信でもある
丁寧な返信が並んでいるお店は、これから口コミを書こうとする人にとっても書きやすいお店です。返信は寄せられた口コミへの対応であると同時に、次の口コミが集まりやすい土壌づくりでもあります。口コミそのものを増やす声かけやQRコードの導線づくりは、増やし方の専用記事で解説しています。
返信の型と確認の流れが整ったら、口コミ・評判づくりを含むWeb集客全体のバランスも一度見直してみましょう。自店がどこまでできていて、次にどこへ手を付けるかが見えやすくなります。
口コミ返信を運用に乗せる次の一手
口コミへの返信は、1通ごとには小さな作業ですが、積み重なるとお店の対応姿勢を示す公開の記録になります。最後に、今日から始める一手を3つに絞ります。
- 1GBPのオーナー確認を済ませ、まだ返信していない口コミに、基本形3系統を土台に順番に返信する
- 2この記事の例文を自店の言葉に直したテンプレート集を作り、難しい口コミ用に「投稿前の確認役」を決める
- 3投稿前の30秒チェック(事実・プライバシー・断定・実在する対応・条件つき提案の有無・簡潔さ)を習慣にする
返信の運用が回り始めたら、口コミが読まれる場所を増やすことも考えられます。全国のトリミングサロンを地域・料金・口コミで比較できる検索サイト「うちの犬スタイル」は掲載を無料から始められ、掲載店はサイト上に寄せられた口コミへ返信もできます。なお、うちの犬スタイル上の口コミ返信はサイト内の機能で、Google口コミへの返信とは別のものです。地図検索とは別に、比較検討層へ対応姿勢を見せられる面を持てます。
よくある質問
星だけ(コメントなし)の口コミにも返信すべきですか?
義務ではありませんが、短いお礼を返す価値はあります。高評価なら感謝をひと言、低評価なら内容を推測して謝るのではなく、「お気づきの点をお聞かせください」と聞く導線を示すにとどめます。コメントがない以上、具体的な弁明や謝罪を書くと的外れになりやすいためです。
悪い口コミに謝罪すると、非を認めたことになりませんか?
不快な思いをさせたことへの共感やお詫びと、過失・因果・補償の認定は別のものとして書き分けます。事実確認が済むまでは「ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」という受け止めにとどめ、確認できた事実と実施済みの対応だけをあとから書き足します。補償に関わる約束は公開の場ではなく、事実確認と直接のやり取りのうえで扱いましょう。
投稿した返信は後から修正・削除できますか?
お店側の返信は、投稿後も編集・削除できます。事実確認が進んで状況が変わったら、返信を更新して構いません。また、返信は投稿者に通知され、投稿者側も口コミを後から編集・変更できる仕組みです。返信はGoogleの審査を経て公開され、審査の所要時間は通常10分以内ですが、最長で30日ほどかかる場合があります。
すべての口コミに返信したほうがよいですか?
すべてに返信する義務はありませんが、返信は閲覧者にも見える公開接点なので、できる範囲で続ける価値があります。優先順位を付けるなら、不満や体調への心配を含む難しい口コミと、新しい口コミから先に返し、良い口コミへのお礼はテンプレートを土台に短時間で回すのが現実的です。
低評価の口コミを削除してもらうことはできますか?
「内容が事実と違う」という主張だけでは削除の対象になりにくい仕組みです。来店実態がないなど明確なポリシー違反が疑われる場合はGoogleに報告できますが、削除するかどうかの判断はGoogle側に委ねられます。また、星の変更や削除を条件に割引や補償を提示するのは避けるべき対応です。まずは記録と照合し、「内容を確認できない口コミ」の例文のように、確認できている事実を丁寧に返信しましょう。
うちの犬スタイルの事業者向けサービス
