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トリミングサロン経営の年収を自分の条件で試算する手順!料金相場を基準に年間の事業利益を組み立てる

公開: 2026年7月20日

この記事の要点

  1. 1当社の料金データが測っているのは公開料金であって収入ではないため、このデータだけから全国平均年収は算出できません。実測料金を基準に自分の条件で試算します。
  2. 2開業前なら計画値、運営中なら実績値と、入力ルートを最初に選んでから各ステップを埋めると、あなたの店の数字として一貫した試算になります。
  3. 3公開カット料金の相場は価格ポジションの当たり付けに使い、売上試算の客単価とは突き合わせません。同条件の比較ではないため役割を分けます。
  4. 4施術できる枠と実際に完了した来店数は別物で、枠に予約充足率と完了率を掛けて完了件数(組数)を出す必要があります。満枠前提の単価×枠×日数は過大になります。
  5. 5売上から経費を引いた残りが事業利益で、これは税金・社会保険料を引く前の目安です。手取りや法人の役員報酬は本記事の対象外として区別します。
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「トリミングサロン経営の平均年収」を検索しても自分の数字が出てこない理由

電卓に手を添え、脇に白紙のノートを置いた机上の手元

「トリミングサロン経営の年収はいくらか」を知りたくて検索しても、あなたの店に当てはまる数字はなかなか出てきません。当サイトは掲載サロンの公開料金を横断で集計していますが、当社の料金データだけから全国平均年収を算出することはできません。当社データが測っているのは「料金」であって「収入」ではなく、収入は店ごとの条件で大きく変わるからです。

そこでこの記事は、年収の「答え」を提示する代わりに、実測のカット料金水準を手がかりにして、あなたの条件から年間の事業利益を組み立てるワークシート型の手順を示します。価格ポジション・客単価・完了件数・経費の順に、開業前の計画値でも運営中の実績値でも同じ道筋でたどれるように整理します。

手触りをつかんでもらうために、後半の仮定例を先に予告します。たとえば客単価8,000円(1回の来店あたり)× 月100組(来店)× 12か月 = 毎月この条件が続くと仮定した場合の年換算ランレートで960万円、そこから経費(売上の6割と仮定)を引くと、年間の事業利益は約384万円(税金・社会保険料を引く前)といった置き方になります。この数字は業界平均ではなく、あなたの条件に差し替えるための仮定例です。以降のステップで、この各パーツを自分の値に置き換えていきます。

進める前に、混同しやすい言葉を分けておきます。「売上」と「事業利益」と「手取り」はそれぞれ別のもので、どれを指しているかがずれると試算が噛み合わなくなります。本記事が試算のゴールに置くのは、太字で示す「年間の事業利益(税金・社会保険料を引く前)」です。

本記事で使う言葉の定義(混同を避けるために分ける)

用語指すもの本記事での扱い
売上(月商・年商)施術やオプションの会計額の合計。経費を引く前試算の出発点
経費家賃・材料費・人件費など、売上を得るためにかかる費用売上から差し引く
事業利益(税金・社会保険料を引く前)売上から経費を引いた残り。税金・社会保険料を引く前の目安本記事のゴール
手取り事業利益から税金・社会保険料を納めた後に個人に残る額対象外(人により異なる)
役員報酬法人が経営者に支払う報酬。法人化した場合の論点対象外(法人の話)
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STEP0 まず入力ルートを選ぶ(開業前の計画値か、運営中の実績値か)

試算の精度は、どの数字を入れるかで決まります。そこで最初に、自分がどちらの立場かを決めます。開業前なら「計画値」、運営中なら「実績値」でそろえるのが基本で、以降の各ステップはこの2ルートそれぞれの置き方を併記していきます。ここを混ぜると、希望的な計画値と実測値が混在してブレるので、片方に決めてから進めます。

2つの入力ルート(自分の立場で片方を選ぶ)

  1. 1

    P1: 開業前の計画値ルート

    まだ実績がない開業検討中の方。想定するメニュー構成・立ち上がり期の予約の埋まり方・見込みの経費を、控えめの計画値として置きます。

  2. 2

    P2: 運営中の実績値ルート

    すでに営業しているオーナー。実際の売上・完了した来店数・実際にかかった経費という、手元の帳簿の実績値を使います。

どちらのルートでも、次のSTEP1からSTEP5まで同じ順路をたどります。P1は「これから起きること」を保守的に見積もる作業、P2は「すでに起きたこと」を帳簿から拾う作業になります。以降は各ステップで両ルートの置き方を分けて示します。

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STEP1 全国の公開カット料金と比べて、自店の価格ポジションの当たりを付ける

最初のステップは、自店(または開業予定)のカット料金が、全国の掲載店の料金水準に対して大づかみに高めか・中位か・低めかを掴むことです。ここで使うのが、当社が掲載サロンの公開カット料金を集計した次のデータです。中央値と中間50%の帯、集計店舗数、データ時点が示されます。

全国のカットコース公開料金の水準(当社調べ)

中央値

¥7,200

中間50%の帯:¥6,100¥8,500

集計店舗数
2066
データ時点
2026年8月時点

都道府県による違いの例(公開料金の中央値・目安)

  • 東京都 ¥8,800215店)
  • 愛知県 ¥8,000123店)
  • 宮崎県 ¥5,30011店)
  • 鹿児島県 ¥5,50020店)

集計店舗数が5店以上の都道府県から、相場が高め・低めの県を目安として抜粋。地域差の傾向を大づかみに見るためのもので、順位や優劣を示すものではありません。

対象=掲載サロンの「シャンプー&カットコース」の公開料金(犬種・サイズは横断)。 店舗代表値=店舗内カット料金の中央値、その集合から全国の中央値・四分位を算出。 掲載店の非ランダムな標本で、税区分は掲載元の表記に依存します。あくまで大づかみの水準の目安で、個店の実際の売上や客単価を示すものではありません。

都道府県別の料金相場を見る

これは掲載店の「公開カットコース料金」の全国水準で、犬種・サイズを横断した数字です。自店や計画のカット料金がこの水準に対して大づかみに高め・中位・低めかの当たりを付けるために使います。犬種やサイズで本来の料金は変わるので、あくまで大づかみの目安です。正確な位置づけは、自店の主力犬種・コースで個別に見てください。

上のブロックは全国の中央値だけでなく、都道府県による違いの例(中央値が高めの県・低めの県)も示しています。自店や開業予定地の地域が、その高め・低めの例と全国中央値のどのあたりに位置するかを大づかみに掴んでおくと、価格ポジションの見立てがより自分の商圏に近づきます。さらに細かい県別の水準は、ブロック内のリンクから料金相場調査のページで確認できます。

この相場は「客単価」とは突き合わせない

ここで見るのは公開料金の水準であって、割引やオプション、犬種構成を反映した実際の客単価ではありません。公開料金の相場を、後のSTEP2で置く客単価と直接比べるのは避けます。両者は同じ条件をそろえた比較にならないためです。ここで掴んだ価格ポジション(高め・中位・低め)は、STEP2の客単価そのものではなく、値付けの出発点の目安として持ち越します。

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STEP2 売上試算に使う客単価を置く(公開料金の相場とは別に用意する)

印刷された料金メニュー表を手に取って見直す手元

次に、売上を試算するための客単価を置きます。これは1回の来店(=お客様1組)あたりの平均売上で、STEP1の公開料金相場とは別物として用意するのがポイントです(多頭飼いの方が1回の来店で複数頭ぶん施術すれば、その分だけ客単価は上がります)。相場は価格ポジションの目安、客単価は自店の売上を積むための実数値、と役割を分けます。置き方はルートで変わります。

客単価の置き方(ルート別)

  1. 1

    P1: 計画客単価

    想定するメニュー構成から見積もります。主力にするコース・サイズ別料金・つけてもらえそうなオプションの平均を、控えめに積み上げた1組あたりの会計額です。

  2. 2

    P2: 実績客単価

    帳簿から「売上 ÷ 完了来店数(組数)」で出します。実際の割引や追加オプションが反映された、その期間の実績客単価です。

STEP1で見た自店の公開料金の位置(相場に対して高め・中位・低め)は、客単価そのものではありませんが、値付けの出発点の目安にはなります。相場より低めなら安く売りすぎていないか、高めなら見合う付加価値があるかを考える、といった具合です。

ただし客単価は割引・オプション・犬種構成で動くので、相場とは別に置きます。相場の中央値をそのまま客単価に置き換えるのは正確ではありません。相場は犬種・サイズ横断の公開料金、客単価は割引やオプションを含んだ実際の会計額で、測っているものが違うからです。

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STEP3 施術できる枠から、月間の「完了件数」を出す

ここでよくある過大見積もりが、「1日に受けられる来店の数×営業日数」をそのまま販売件数として使うことです。これは満枠前提の数字で、実際には予約が埋まらない枠や当日キャンセルがあります。施術可能枠に予約充足率と完了率を掛けて、実際の完了件数(組数)まで割り引く必要があります。このステップの出力単位は「月に完了した来店の数(組数)」です。

月間の完了件数の出し方

  1. 1

    1. 施術可能枠を出す

    1日に無理なく受けられる来店の数 × 月の営業日数。トリミングは1頭の所要時間が長く、犬種やサイズ・毛量で1件あたりの拘束時間が変わり、1人なら物理的な上限があります。詰め込みすぎない現実的な件数で置きます。

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    2. 予約充足率を掛ける

    枠のうち実際に予約が入る割合です。開業直後は満枠を前提にしないほうが安全なので、P1(開業前)は施術可能枠の半分以下など控えめに置くのが安全側です。これは保守的に置く一例で、業界標準の数値ではありません(実績が出たら実数に差し替える)。P2は実績の埋まり方から算出します。

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    3. 完了率を掛ける

    予約のうち当日キャンセルや来店なしを除いて、実際に施術を完了した割合です。ここまで掛けて残った数が「月に完了した来店の数(組数)」になります。

トリミングは1頭あたりの拘束時間が長いため、頭数の上限は他業種より効きやすく、枠を無理に増やすより充足率と完了率を整えるほうが現実的なことが多いという特徴があります。P1の方はここを楽観しすぎると年間の試算全体が上ぶれするので、立ち上がり期の低い充足率を正直に置いてください。

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STEP4 客単価と完了件数から、年商を12か月ぶん積み上げる

STEP2の客単価とSTEP3の月間完了件数を掛けると、1か月の売上(月商)の見当が出ます。ただし年商を出すときに、この単月をそのまま12倍するのは避けます。月ごとに完了件数は変動し、開業直後は特に低いためです。単月×12で出す場合は「年商」ではなく「いまの条件が続いた場合の年換算ランレート」と呼び分けて、実態と区別します。

年商の積み上げ方(ルート別)

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    P2: 実績12か月を積む

    直近12か月の月商の実績をそのまま合計します。繁忙・閑散の波が織り込まれた、いちばん実態に近い年商になります。

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    P1: 2フェーズまたは3シナリオで積む

    立ち上がり期(充足率が低い数か月)と安定期に分けて12か月を積むか、保守・基準・上振れの3シナリオで幅を持って積みます。単月を12倍する形は使いません。

こうして出した年商が、収入の天井ではなく「出発点」です。ここから経費を引いて初めて手元に残る額の見当が付きます。売上が大きいことと事業利益が残ることは同じではないので、次のSTEP5で経費を差し引きます。

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STEP5 経費を引いて、年間の事業利益(税金・社会保険料を引く前)を出す

トリミングサロンの収入が決まる構造を、売上(客単価×完了件数)から経費(固定費・変動費・人件費・販促費)を引いた残りが事業利益になる流れで示した図
収入が決まる構造(年商から経費を引いた残りが事業利益)

STEP4の年商から経費を引いた残りが、年間の事業利益です。ここでの利益は税金・社会保険料を引く前の目安で、そこから個人の税金・社会保険料を納めた後の手取りとは異なります。手取りは所得や家族構成で人により変わるため本記事の対象外とし、法人化した場合の役員報酬も別の論点として扱いません。まずは経費の性格を固定費・変動費・人件費に分けて把握します。

主な経費費目の性格(金額は形態・規模で変わる)

経費の種類主な費目の例性格
固定費家賃、リース料、通信費など売上や施術数にかかわらず毎月ほぼ一定でかかる
変動費シャンプー等の材料費、消耗品費など完了件数(組数)が増えるほど増えていく
スタッフ人件費スタッフの給与、事業者負担分の社会保険料など1人経営なら従業員給与は通常発生しない。雇用すると事業形態に応じて該当分が固定的に増える一方、体制や設備が整えば施術できる枠を広げられる可能性がある
販促費広告費、ポータル掲載の有料オプションなど無料の入口から始め、必要に応じて調整できる

人件費は特に、1人経営と雇用店で構造が変わります。1人なら従業員給与などは通常発生せず固定費を軽く保ちやすい一方(ただしオーナー自身の生活費は事業利益から別途まかなう必要があります)、施術できる枠に上限があります。雇用すると人件費という固定費が増える一方、体制や設備が整えば施術できる枠を広げ、完了件数を伸ばせる可能性があるので、コスト増と能力増を分けて見当を付けます。売上が増えても人件費と管理の負担が上回れば、事業利益はかえって薄くなることもあります。

仮定例(業界平均ではなく、差し替える枠として)

たとえば「客単価8,000円(1回の来店あたり)× 月100組(来店)= 月商80万円 → 毎月この条件が続くと仮定した場合の年換算ランレートで960万円、経費が売上の6割なら事業利益は約384万円(税金・社会保険料を引く前)」といった置き方ができます。これは業界平均ではなく、数字を差し替えるための仮定例です。あなたのSTEP2〜STEP5の実数値に置き換えて、自分の年間事業利益の見当を出してください。

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STEP6 試算で見えたボトルネックから、改善レバーの優先順位を決める

年間事業利益の見当が出たら、どこを動かせば増えるかを考えます。レバーは客単価・充足率と完了率・枠・経費ですが、どれから手を付けるかは全店共通ではなく、STEP1〜5で見えた自店のボトルネックで決めます。充足率が低い店は予約を埋めるのが第一、料金が相場より低めで付加価値がある店は単価の見直しが第一、というように優先順位が変わります。

客単価を見直す(値上げはSTEP1の価格ポジションと照らす)

まず、STEP1で掴んだ自店の価格ポジションで判断が分かれます。公開料金が相場に対して低めだった店は、値上げの余地を検討できます(ただし施術の質やオプションなど付加価値とセットにし、既存のお客様には理由と時期を事前に丁寧に告知することが前提です)。一方、中位〜高めの店は、単価より充足率・稼働の改善を先に検討したほうが無理のないことが多いです。

いずれの場合も、値上げは単価の適正化であって、集客増を約束するものではありません。既存客の反応も見ながら、告知の丁寧さと付加価値の裏付けをそろえてから慎重に進めます。

1回あたりの客単価だけでなく、来店回数という軸もあります。1組あたりの年間売上は「客単価×来店回数」で考えられ、顧客数を保ったまま来店回数が増えれば、年間の売上が増える可能性があります。そのためには、犬ごとのカット履歴や体質・好みのメモを残して次回の提案につなげる、カルテ・顧客管理の仕組みが役立ちます。

なお、当サイトでもトリミング向けの予約受付サービスを準備中で、来店履歴の管理やカルテ・顧客管理を含む機能を、掲載オーナー向けに先行案内していく予定です。まずは考え方を、カルテ・顧客管理の個別記事で確かめておくとよいでしょう。

充足率・完了率・枠を見直す(施術能力と予約の埋まり方は別問題)

完了件数が伸び悩むときは、枠を増やすのか、埋まっていない枠を埋めるのかを切り分けます。トリミングは1頭の所要時間が長く枠を無理に増やしにくいので、空いている枠をどう埋めるかは集客とリピートの設計の問題として扱うほうが現実的です。あわせて、当日キャンセルや無断キャンセルを減らす取り組み(予約時の確認やリマインド)は完了率を底上げし、完了件数に直接効きます。

空いている枠を埋める集客は、比較検討層に見つけてもらう無料掲載に加え、公式サイトやWeb集客の見直しも打ち手になります。当サイトはトリミング・ペットホテル・ペットサロン専門のWeb集客/公式サイト制作の相談も受け付けており、掲載と合わせて集客の入口を整える選択肢になります。集客・リピートの具体策は、集客の個別記事も参考になります。

完了率、つまり当日キャンセルや無断キャンセルを減らす取り組みは、予約時の確認とリマインドが基本です。具体的な進め方は無断キャンセル対策の個別記事にまとめています。あわせて、準備中の予約受付サービスでも、リマインド等で来店率を支える機能を掲載オーナー向けに先行案内していく予定です。

経費を見直す(売上を動かせない時期でも着手できる)

売上を追うのが難しい時期でも、固定費の無駄や材料・消耗品の使い方を点検すれば、事業利益は変わります。経費の見直しは、契約や衛生・安全面を確認したうえで、見直せる項目から着手できるため、集客が伸びない局面での現実的なレバーになります(安全や衛生、契約上必要な費用まで削らないよう注意します)。逆に、必要な年間事業利益から逆算して、必要な客単価や充足率を割り出す使い方もできます。

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経営の数字を整える次の一手

年収は一つの数字で決まるものではなく、価格ポジションを参考に客単価を置き、客単価×完了件数から売上を出し、そこから経費を引く、という順で組み立てるものです。平均額を探すより、STEP1〜5に自分の数字を入れて年間事業利益の見当を出すほうが、判断の役に立ちます。仕上げに、次の3つに進んでみてください。

  1. 1自店(または開業予定地)のカット料金が全国相場のどのあたりかを、料金相場調査で確認する
  2. 2客単価×月間完了件数を12か月ぶん積んで年商を出し、経費を引いて年間事業利益の見当を出す
  3. 3客単価・充足率と完了率・枠・経費のうち、試算で見えたボトルネックを1つ選んで見直す

STEP1の価格ポジション確認は、当サイトが公開する全国トリミング料金相場調査が出発点になります。掲載サロンの公表料金から都道府県別のカット料金中央値を独自集計しており、自店の料金が相場のどこにあるかを確かめる材料として使えます。

完了件数を左右する充足率(予約の埋まり方)は集客の設計そのものです。集客の入口づくりは集客の個別記事で、費用側の見当は開業資金の個別記事で扱っています。あわせて、比較検討中の飼い主に見つけてもらう面として、掲載を無料から始められるうちの犬スタイルへの掲載や、専門のWeb集客・公式サイトの相談も、充足率を支える入口になります。

客単価まわりでは、リピート(来店回数)を支えるカルテ・顧客管理の考え方を、完了率まわりでは、当日・無断キャンセルを減らす対策を、それぞれの個別記事で確かめられます。ボトルネックに応じて、次の1本を選んで読むのが効率的です。

全国トリミング料金相場調査(独自集計)

都道府県別のカット料金中央値を独自集計。STEP1の価格ポジション確認と単価設計の判断材料になります。

トリミングサロンの集客方法(役割分担で考える)

完了件数を支える充足率(予約の埋まり方)を整える集客・リピートの入口づくりは、集客の個別記事で解説しています。

ペット事業者向けWeb集客・公式サイトの相談

トリミング・ホテル・ペットサロン専門のWeb支援。充足率(集客)の改善を検討するための公式サイト・Web集客を相談できます。

トリミングサロンの無断キャンセル対策

完了率を左右する当日・無断キャンセルを減らす予約時の確認やリマインドは、キャンセル対策の個別記事で解説しています。

トリミングサロンのカルテ・顧客管理

来店回数を増やして1組あたりの年間売上を高める余地を探るための、来店履歴・施術メモの残し方は、カルテ・顧客管理の個別記事で解説しています。

サロンの無料掲載について

充足率を支える集客の入口。掲載は無料から始められ、比較検討層に見つけてもらう面を今すぐ持てます。

トリミングサロンの開業資金の詳細

費目ごとの内訳や資金調達の選択肢など、費用側の見当は開業資金の個別記事で解説しています。

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よくある質問

トリミングサロン経営は儲かりますか?

儲かるかどうかは一律に断定できません。客単価×完了来店数(組数)で売上を出し、経費を引いた事業利益で考えます。完了来店数は施術可能枠・充足率・完了率で変わり、同じ業種でも料金水準・立地・運営で結果は大きく変わります。具体的な年収額を鵜呑みにするより、本記事のSTEP1〜5に自分の条件を当てはめて、年間の事業利益を試算するのがおすすめです。

トリミングサロン経営の平均年収はいくらですか?

当社の料金データが測っているのは公開料金であって収入ではないため、このデータだけから全国平均年収を算出することはできません。年収は店ごとの条件で大きく変わります。他所で見かける具体的な金額を鵜呑みにせず、実測の料金相場を基準に、自分の客単価・完了件数・経費から事業利益を組み立ててください。

1人経営だといくらくらい手元に残りますか?

客単価×月間の完了件数(組数)を12か月ぶん積んで年商を出し、そこから経費を引いた残りが事業利益(税金・社会保険料を引く前の目安)という考え方で見当を付けます。1人経営は従業員給与などが通常かからず利益率を確保しやすい一方(自身の生活費は事業利益から別途まかないます)、施術できる枠に上限があります。手取りは税金・社会保険料を納めた後の額で人により変わるため、まず税金・社会保険料を引く前の事業利益で見当を付けるのが現実的です。

施術できる頭数から売上を計算してよいですか?

1日に受けられる来店の数×営業日数は満枠前提のため、そのまま売上に使うと過大になります。施術可能枠に予約充足率と完了率を掛けて、実際の「完了件数(組数)」まで割り引いてから客単価を掛けます。特に開業直後は充足率が低くなりやすいので、立ち上がり期は控えめに見込んでください。

個人サロンの経営は難しいですか?

一律に難しい・易しいと断定はできません。客単価×完了来店数で売上を出し、そこから経費を引いた事業利益で考え、その組み立てと充足率(集客)・リピートの設計しだいで結果が変わります。1人の個人経営は施術できる枠に上限がある一方、固定費を軽く保ちやすい面もあります。難しさを感じる局面では、集客で充足率の改善を検討する、カルテ・顧客管理でリピートを高める余地を探る、キャンセル対策で完了率の底上げを図る、といった具体的なレバーに分けて手を打つのが現実的です。

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