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ドライフードとウェットフードを混ぜる(併用する)ときの目的と、混ぜる量の決め方をカロリーの計算手順つきで解説します。ウェットを足した分ドライを減らして合計を1日の適量内に収める考え方、総合栄養食と一般食のちがい、開封後の保存や歯垢・食べすぎといった注意点までまとめました。食が細い子やシニアの水分補給の工夫としても取り入れやすい方法です。
この記事の要点
- 1ドライとウェットの併用は嗜好性・水分補給・食感の調整に役立ちます。食が細い子やシニア、水分をとりにくい子の工夫として取り入れやすい方法です。
- 2混ぜる量はそれぞれのカロリーで計算し合計を1日の適量内に収めます。ウェットを足したら、その分ドライを減らすのが基本です。
- 3主食として併用できるのは「総合栄養食」表示どうしです。「一般食」「副食」「おやつ」表示は栄養が偏るため、トッピング程度にとどめます。
- 4ウェットは水分が多く開封後は冷蔵で2〜3日以内に使い切ります。常温放置は避け、ウェット中心のときは歯みがきもあわせて行いましょう。
- 5混ぜてもカロリー計算を守らないと食べすぎ・肥満につながりやすいです。体重が大きく変わるときはかかりつけの動物病院に相談しましょう。
ドライとウェットを混ぜる(併用する)メリット
「ドライフードだけだと食いつきがいまいち」「シニアになって水分をとる量が減ってきた」といったときに、ドライフードとウェットフードを混ぜて与える方法があります。まずは、併用にどんなメリットがあるのかから見ていきましょう。
ドライにウェットを和える一番のねらいは、香りや食感が変わって嗜好性が上がりやすいことです。ウェットフードは水分が多くやわらかいため香りが立ちやすく、食が細い子やドライを食べ飽きた子でも口をつけやすくなることがあります。
もう一つのメリットが水分補給です。ウェットフードは水分を多く含むので、ごはんから自然に水分をとりやすくなるのが利点です。あまり水を飲みたがらない子や、水分が不足しがちなシニアの工夫として取り入れやすい方法といえます。ふやかしの代わりに少量のウェットで湿らせて、やわらかさを出す使い方もできます。

混ぜる量の決め方(カロリーで計算する)
混ぜるときに一番気をつけたいのが量です。ウェットをただ足すだけだと、その分カロリーが増えて食べすぎになってしまいます。大切なのは、ドライとウェットそれぞれのカロリーで計算し、合計が1日の必要エネルギー(DER)の範囲に収まるようにすることです。手順に沿って見ていきましょう。
ドライとウェットを混ぜる量を決める3ステップ
- 1
1日の適量(kcal)を確認する
まずはその子の1日の必要エネルギー(DER)を確認します。DERはRER(体重の0.75乗×70)に活動係数をかけて求めます。求め方は餌の量の計算方法の記事もあわせて参考にしてください。ここでは例として1日400kcalの子で考えます。
- 2
ウェットのカロリーを引く
足したいウェットフードのカロリーをパッケージで確認し、1日の適量から引きます。例えば1袋80kcalのウェットを足すなら、400−80で残りは320kcalです。ウェットを足した分、ドライを減らすのが基本の考え方です。
- 3
残りをドライで用意する
残った320kcal分をドライフードで用意します。ドライ100gあたりのカロリーで割ってグラム数に換算し、ウェット1袋と合わせて与えます。こうすれば合計は約400kcalに収まり、食べすぎを防げます。

ドライとウェットの違いを知っておく
量を計算するうえで、ドライとウェットの性質の違いを知っておくと役立ちます。ウェットは水分が約75%と多く、グラムあたりのカロリーは低めです。反対にドライは水分が約10%と少なく、その分カロリーが高くなります。同じグラム数でもカロリーが大きく違うので、量はグラムではなくカロリーで考えるのがポイントです。
ドライフードとウェットフードの主な違い
| 項目 | ドライフード | ウェットフード |
|---|---|---|
| 水分量の目安 | 約10% | 約75% |
| グラムあたりのカロリー | 高め | 低め |
| 開封後の保存 | 常温の冷暗所で約1ヶ月が目安 | 冷蔵で2〜3日以内に使い切る |
| 食感・香り | 固く香りは控えめ | やわらかく香りが立ちやすい |
| 歯へのつきやすさ | 歯垢はつきにくめ | 歯垢がつきやすい |
総合栄養食と一般食のちがい
併用するフードを選ぶときは、パッケージの「総合栄養食」「一般食」といった表示も確認しましょう。ここを見落とすと、混ぜているうちに栄養バランスが偏ってしまうことがあります。
「総合栄養食」は、それと水だけで必要な栄養がとれるように作られた主食です。ドライもウェットも総合栄養食表示のものどうしなら、混ぜても主食として使えます。一方で「一般食」「副食」「おやつ」と表示されたウェットは、味を楽しむためのおかず的な位置づけで、栄養が偏りがちです。
そのため、一般食や副食のウェットを使うときは、主食にはせずトッピング程度(食事全体の一部)にとどめるのが安心です。毎日の主食として併用したいなら、ドライ・ウェットともに総合栄養食を選ぶとバランスを保ちやすくなります。まずは表示を確認する習慣をつけましょう。

混ぜるときの注意
便利なドライとウェットの併用ですが、いくつか気をつけたいポイントがあります。おいしく安全に続けるために、次の点を押さえておきましょう。
保存・歯みがき・カロリーの3点に注意
ウェットフードは水分が多く傷みやすいため、開封後は冷蔵で2〜3日以内に使い切り、常温放置は避けます。食べ残しを長く置くのも避けましょう。また、やわらかいウェット中心のごはんは歯垢がつきやすいので、歯みがきなどのお口のケアもあわせて行うと安心です。そして、混ぜてもカロリー計算を守らないと食べすぎ・肥満につながりやすいため、ウェットを足したらその分ドライを減らして合計を適量内に保ちましょう。急な体重の増減や食欲の変化が続くときは、かかりつけの動物病院に相談してください。
また、ドライとウェットを別々の器で分けて出しても、同じ器で和えても、どちらでもかまいません。食いつきや食べ方の好みに合わせて選びましょう。新しいウェットを初めて足すときは少量から試し、便や体調に変化がないかを見ながら量を調整すると失敗しにくくなります。
まとめ
ドライとウェットの併用は、嗜好性や水分補給、食感の調整に役立つ工夫です。ポイントは、足した分ドライを減らして合計を適量内に収め、総合栄養食どうしを選び、ウェットは早めに使い切ることです。今日からできることを整理します。
- 1ウェットを足したら、その分ドライを減らして合計を1日の適量(DER)内に収める
- 2毎日の主食として併用するなら、ドライ・ウェットともに「総合栄養食」表示のものを選ぶ
- 3ウェットは開封後2〜3日以内に使い切り、歯みがきや食べすぎ対策もあわせて行う
よくある質問
ドライとウェットは毎食混ぜてもいいですか?+
ドライとウェットはどのくらいの割合で混ぜればいいですか?+
ウェットフードだけで育てても大丈夫ですか?+
混ぜたごはんは作り置きしてもいいですか?+
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この記事について
- 執筆・編集: うちの犬スタイル編集部(犬のトリミングサロン検索サイトの運営チーム)
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- 料金・営業時間などは2026年7月21日時点の情報です。実際の内容は各サロンの公式情報をご確認ください。
- 愛犬の体調や皮膚の状態に不安がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
